このページでは、中学校で習う植物の分類の仕方をまとめています。
関連記事のリンクも載せていくのでまとめのページとして参考にしてください!
種子を作らない植物
種子を作らない植物は、進化的に古く、胞子でふえます。
詳しくはこちらの記事で解説しています!↓
維管束と根・茎・葉の区別があるかどうかで見分けましょう。
維管束と根・茎・葉の区別がない
最も原始的なタイプの植物のグループです。
このうち、水中で生活するものが藻類。
陸上で生活するものがコケ植物です。
藻類はワカメなどの海藻や、ミカヅキモなどの植物プランクトンです。
コケ植物には、ゼニゴケなどがあります。
維管束と根・茎・葉の区別がある
種子をつくらない植物の中では、最も進化した植物、シダ植物です。
シダ植物には、イヌワラビなどがあります。
維管束や根・茎についてはこちらの記事で解説しています!↓
葉についてはこちらの記事で解説しています!↓
種子をつくる植物
種子をつくる植物のことを種子植物といいます。
花を作るのはこの種子植物たちです。
花についてはこちらの記事で解説しています!↓
まずは胚珠が子房につつまれているかどうかで見分けましょう。
胚珠が子房に包まれていない

このような植物を裸子植物といいます。
マツやイチョウなどがこのタイプです。
胚珠が子房に包まれている

進化的に最も新しい、被子植物です。
きれいな花弁をもつ花を咲かせるものもたくさんあります。
さらに分類するには、子葉の数に注目しましょう。
子葉の数が1枚

子葉の数にちなんで、単子葉類といいます。
根、茎、葉のつくりに注目すると、次のような共通の特徴があります。
- ひげ根
- 茎の断面の維管束は散らばっている
- 葉脈は平行脈
ユリやイネなどがこのタイプです。
ちなみに、単子葉類の花は花弁の数が3枚か6枚のことが多いそうです。
子葉の数が2枚

子葉の数にちなんで、双子葉類といいます。
単子葉類と同様に、根、茎、葉のつくりに注目すると、次のような共通の特徴があります。
- 主根と側根がある
- 茎の断面の維管束は円形に整列している
- 葉脈は網状脈
さらに、花弁の形から二つのグループに分類できます。
花弁同士が離れている
このような花を離弁花類といいます。
サクラやアブラナのようなタイプの花ですね。
双子葉類のうち離弁花類の場合は花弁の数が4枚か5枚のことが多いそうです。
花弁同士がくっついている

このような花を合弁花類といいます。
アサガオなどがこのタイプです。
ちなみに、タンポポも合弁花類です。
タンポポの小さな花びらのように見えるものは、実はひとつひとつが花です。
拡大してみると、それぞれおしべ、めしべ、がくをもち、花弁はくっついていることがわかります。
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